シルバーアクセサリー・銀の黒ずみの取り方
シルバーアクセサリーの黒ずみの主な原因は、
銀と硫黄が反応してできる黒色の硫化銀 Ag2S です。
硫黄泉や自動車の排ガス等にも含まれる硫化水素(H2S)と反応してできたものです。
銀の黒ずみを取る方法
鍋に水を張り、食塩や重曹を入れ、黒くなった銀製品をアルミフォイルで包み、
10分ほど煮沸すれば元のきれいな銀食器になります。
この方法は、硫化銀を銀に戻す電気化学反応を利用しています。
銀よりも、イオン化傾向の大きいアルミニウムがイオンになって、
黒い硫化銀の硫黄と反応してを硫化アルミになり、
銀がイオンになって白い銀に戻理ます。
学校で習ったイオン化傾向
K>Ca>Na>Mg>Al>Zn>Fe>Ni>Sn>Pb>[H]>Cu>Hg>Ag>Pt>Au
さびや汚れが落ちた後は中性洗剤で洗い、よくすすぎ、水分を拭き取って乾かしてください。
ちなみに、重曹はお料理のふくらし粉、油落とし、シルバー掃除研磨剤、脱臭剤等にもつかわれています。
別名は炭酸水素ナトリウム、室温では白色の粉末状で、水に溶かすと弱いアルカリ性です。
ドラッグストアやホームセンター、スーパーでも安く売ってます。
銀イオンの抗菌性
ちなみに、銀や、銅、亜鉛の金属イオンには抗菌性があります。
バイ菌やウイルスの表面はマイナスの荷電を持っていますので、プラス荷電を持った金属イオンがあると、
バイ菌がこのプラス荷電に集まり、菌が動けなくなり、増殖が抑えられます。
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